1. クリエイティブ・ビジネス・エージェンシーTOP > 
  2. cbaニュース > 
  3. 第273号 「地デジ普及で進む「アナログ跡地利用」の電波争奪戦」

cbaニュース

第273号 「地デジ普及で進む「アナログ跡地利用」の電波争奪戦」

[2007.03.15号]

 球春だ。もうすっかり春めいてしまった。今年の冬は、とうとう雪を見ることはなかった。毎年、2月下旬に、上田ケーブルテレビ(UCV)の有志が主宰して行なう恒例のスキー大会も今年は参加者が集まらず、中止になった。
 3月6日に、NHK千代田放送会館で、開催された(社)日本ケーブルテレビ連盟/日本放送協会主催のケーブルテレビ経営セミナー「2007デジタル化本番を迎えたケーブルテレビ」の後の懇親会で、UCVの取締役で、スキー大会担当(?)の中沢利樹男さんに、「山に行けば雪はあるでしょうが、街中はほとんど降らなかったんですか?」と尋ねると、「うっすら積もることはあったけれど、ほとんどなかったですね。暮らしやすいといえば、暮らしやすいんですけどね…その反動がこわいですね」という話になって、大御所Sさんの「酒造りに影響が出るのではないかなあ」という心配顔に、一堂納得。みんな、呑み助なんだなあ。
この話をヨイボレメーリングリスト(UCVの取締役で総務部長の母袋卓郎さんが支配人を務める「酒好き、話し好きのケーブルテレビ関係者のSNS」みたいなもの。最初、飲み会の連絡メールから始まった)に書き込むと、支配人自ら<確かに酒造りには寒さが肝心です。「モト」を仕込む時に発酵で温度が上がり過ぎると糖度とアルコール濃度が変化してしまうと杜氏から聞きました。暖めるのは簡単だけど、冷やして温度を一定に保つのが大変なのだそうです。でも、もうお酒はしぼりの時期に入っていますので、大丈夫だと思いますよ。地酒の「福無量」http://www.fukumuryo.co.jp/よろしくお願いします。>と「返杯(?)」があった。

 夜中の12時過ぎ、仕事をあがって、ザブンと風呂に入り、晩酌の用意をする。45歳を過ぎてから、テレビのチャンネルは基本的にNHKになっている。相撲が始まると、夜中の1時くらいから流れる大相撲ダイジェストが、けっこうな娯楽になる。
 電源をオンにして、湯のみ茶碗に、1.8リットルパック525円の「元禄美人」を注ぎながら、<う~ん。沓掛酒造の福無量。ああ、どんな味だったっけ>と記憶を検索するが、何も出てこない。
3月12日。正確には、13日0時10分。その日は、電源を入れると、チャンネルはBS1になっていた。BSニュースが終わると、大リーグを紹介する番組が始まった。松坂が気になるから、やっぱり見てしまう。
 画面上に、「この番組は3月11日に放送されたものです。」とテロップが流れるが、<3月11日って、昨日じゃない>(もしかすると日付が変わっているのでおとといかもしれないが…)と思いながら、とりあえず、別のコップに注いだアサヒのドライを口に運ぶ。
 まあ、それから見てしまうわけですよ。ずっと。1時から、NHK総合で、大相撲ダイジェストが始まるのはわかっているのですが、そのまま見てしまうのです。パソコンで、ニュースチェックをしていなかったので、「朝青龍が2連敗した」なんてことは、露知らず、見続けてしまうのです。大リーグの紹介番組を。
「3時間にわたってお送りします」と最初にアナウンサーが言った時には、<3時間かぁ~。3時間も見ていられないヨ~>と思いながらも見てしまうのです。

 そして、思いましたね。今年は、だいぶNHKのメジャーリーグ中継に視聴率が取られると。松坂対ゴジラ松井の対戦(レッドソックスvs.ニューヨークヤンキース)なんてことになったら、NHKも番組宣伝をするだろうし、スポーツ新聞だって、書きたてるから、機会があれば見る人が増えるでしょうね。
 イチローが大リーグに行った時に、BSの視聴者数は、かなり伸びた。あれから6年。今年は7年目。今度は、松坂が、レッドソックスに行った。
若武者の活躍する姿に、好感を持つ人は、多いだろう。う~ん。この大リーグ中継の裏番組は、視聴率厳しいだろうなあ。放映権っていくらくらいなのだろう?

 そうか。ケーブルテレビも地元に民放が4局あるところは、テレビ東京の人気コンテンツを買って来て、コミチャンで流せば、それはそれでけっこう視聴者サービスになるのかもしれない。(い)


【目次】

◆1.第53回CRIフォーラム抄録
  「携帯電話向けTVサービス<MediaFLO>。スタートする米国での実際と日本における展開
    -KDDI、ソフトバンクが参画。2011年「地上アナログの跡地」を利用-」
     クアルコムジャパン(株)ビジネス開発マネージャー 小菅 祥之 氏
■ MediaFLOの特長        ■ そもそも開発のフィロソフィーが全く違う
■ MediaFLOは、全国一波でサービス展開
■ 誰もが仕様を見て製品、サービスをつくれるという環境づくりが進展
■ バックエンドの技術       ■ 通信と連動したサービス開発が可能
■ 先行する米国のサービス   ■ MediaFLOの将来展開
■ MediaFLOに関する国内外の動向
 【関連情報】(提供:クアルコムジャパン)
  (1)「ベライゾンワイヤレスがMediaFLOを米国で開始」
  (2)「台湾で放送局らとMediaFLOフィールドトライアル実施の契約を締結」
◆2.おサイフケータイ対応端末の契約数が全国で2,000万を突破
◆3.auの「おサイフケータイR」のご契約数が500万を突破
◆4.NTT、NTTコミュニケーションズがオン・デマンド・ティービーの株式取得 
◆5.オン・デマンド・ティービー『ハイビジョン対応専用受信機』のレンタル提供開始
◆6.スターキャット子会社が映画「ひいろ」配給上映
◆7.テプコケーブルテレビ、川越ケーブルビジョン、JDSの地上光伝送ネットワークのCS
   デジタル受信方式を採用
◆8.JCVが開局20周年記念に、「上越市指定避難所」へJCV光ファイバケーブル施設贈呈
◆9.ユーザーマッチ型広告「MicroAd」楽天ブログに広告配信を開始
◆10.日本ケーブルテレビ連盟「区域外再送信に関する全国会議(第2回)」開催

cbaニュース一覧

有限会社
クリエイティブ・ビジネス・エージェンシー

〒261-0012
千葉県千葉市美浜区磯辺5-12-2-303


cbaニュースのご購読の申し込みは、電話かFAX、メールにてお願いいたします。 (担当:伊澤)

TOPcbaニュース視察ツアーセミナー・研究会出版物のご案内事業実績会社概要PHOTOSお知らせお問い合わせサイトマップ

Copyright (C) Creative Business Agency
PAGE TOP