cbaニュース
第280号 「10月1日のサービス開始を目指し、ケーブルテレビ局の緊急地震速報の取り組み進む」
[2007.07.10号]
気象庁が、10月1日より、緊急地震速報の一般への提供を開始する。6月21日の、中央防災会議で公表された。7月から8月にかけては、お天気フェア・防災フェアなどの各種イベントの機会を利用し、周知・広報の実施が行われるという。また、8月30日から9月5日の防災週間前後には、各地で、緊急地震速報を組み込んだ地震防災訓練が行われる予定だ。NHKでも、緊急地震速報が10月1日より開始されることが盛んにPRされるようになってきた。各種ロゴマークも出来上がり、公表された。「いよいよ緊急地震速報のサービスが開始されるのだな」という思いと、「いよいよ地震が来るのかな」という思いが重なる。
1年くらい前に、防災セットを「アスクル」(考えてみたら、この名前は、地震に関して言えば、あまりいいネーミングとはいえないですね。「明日来る」だから)で購入したが、さてどこにしまったかな、と。今夜あたり探してみよう。水は、ペットボトルで数本購入してあるが、それも消費期限を確認した方がいいな。そういえば、車に、ペットボトルを積んでおくと、水は腐らないんだそうです。なんでも、いつも揺れているので、大丈夫なんだとか。筆者は、車を運転せず、また車も所有していませんので、自分で確認することができないのですが、車をお持ちの方は、本当かどうかぜひ早めに確認してみてください。
懐中電灯は、枕もとにいつも置いてあるが、これも点くかどうか今一度確認した方がいいな。それから、枕もとにスリッパか、スニーカーを置いておいた方がいいな。これは、やろうやろうと思っていて、まだ実行に移していなかった。ガラス片などで、足の裏などを傷めたら、逃げたくても思うように逃げられない。寝るときに、冷えの防止ではなくて、地震の際に割れたガラス片などで、足の裏を痛めないように靴下をはいて寝る、という話も聞いたが、いざとなったら靴下では心もとない。スリッパでもちょっと。やっぱり、足をぐるっとくるむ底の厚いスニーカーなどがいいだろう。
時代劇を見ていると、火事などの際に、おばあさん(なぜかたいていおばあさん)がお位牌を大事そうに風呂敷に包んで、胸元に抱え込み、駆け出すシーンに出くわすことがある。このお位牌を包む専用の袋もあるということなので、お仏壇のある家では用意しておいた方がいいだろう。
昔、何年か前に、東海地方の取材から帰って、いつもの居酒屋で知り合いに、「やっぱり東海地方の人たちは地震に対する備えというのを怠りなくしている。街を歩いている人たちのほとんどがヘルメットをつけて歩いている」と冗談でいうと、「やっぱりこれだけ『来る、来る』といわれているから、普段からの心構えが違うんだろうねえ」と真顔で答える。信じきっているようなので、「心構えはいいとして、みんながヘルメットをつけて歩いているというのは冗談ですよ」というと、「いや、イザワちゃん、そうじゃない。それくらいでないとやっぱりいけないんじゃないのかな。このキケンな世の中、歩いていて頭の上に何が落ちてくるかわからない」という。
この話を聞いていたビルの工事現場で働くNさんが、「ウチら、いつもモノを落とさないように気をつけてるで。ビス1個落としたって、下につくときにはすごい重力になっているから、人にあたったりしたらたいへんな事故になる。最近、何が落ちて来るかわからないから、たしかにヘルメットをかぶっていた方が安心っていえば安心だな」という。その話を思い出した。
ヘルメットは、1人分だけ用意してある。う~ん。冬季オリンピックのスノーボードの選手がかぶっているようなヘルメットなら丈夫でファッション性にも優れているから、ああいうのを購入しておいた方がいいのかもしれない。まさか、それをかぶって取材にいくわけにもいかないが、でも待てよ、バイクで動き回っている人は、ヘルメットをかぶっているわけだから、それを考えればなんてことはないか。まあ、相手から顔が見えるヘルメットであれば、相手に不安を与えることもないだろうから、電車に乗るときも、コンビニや銀行、百貨店、総務省に行くときにもかぶっていっても大丈夫かもしれない。
少なくとも、街を歩くときや自転車に乗るときにはヘルメットをつけていた方が用心深いということになるだろう。小さな子供を自転車に乗せる時のヘルメットもあまり一般的になっていないが、これで自転車が倒れたりしたら、子供は激しく頭を地面にぶつけるだろうな、と思うと見ていてはらはらすることがある。
まあ、身を守るのは自分しかいないわけで、自分で気をつけるしかない。しかし、子供にそれをいうのは酷だから、親が用心には用心を重ねた方がいい。備えあれば憂いなし、というが、まあ、最低限、3人くらいが、数日間大丈夫なような、水と食糧を蓄えておくのが基本なのだろう。
気象庁では、9月上旬に第2回目の認知度調査を行い、周知が十分でない事項があれば、9月の中下旬に重点的に周知・広報(情報の特徴、利用の心得等)を実施するというから、今年の夏は、あちこちで地震の話題で盛り上がることになるだろう。(にせものの商品なども出てきそうだな。これにも注意しないと)
まあ、来てくれないのがいちばんいいが、地震は、喩えて言えば、生き物、地球のくしゃみみたいなものだから、こればかりは人類の手におえない。(い)
【目次】
◆1.「地域情報・緊急情報自動表示サービスコミネット」が
「u-Japan ベストプラクティス2007事例」に認定
◆2.上越ケーブルビジョン、勢慶映像ネットワーク、ケーブルネットワーク西瀬戸が
i-HITSサービス採用を決定
◆3.JC-HITS サービス、登録IC カード数70万枚突破!
◆4.IPテレビはアジアで大きく成長する
◆5.@NetHomeとZAQ、ポータルサイトを統合
-国内ケーブルISPの1位・2位が共同でサイト運営-
◆6.日本最大級ブログメディア「Ameba(アメブロ)」が温泉のネーミングライツを実施
―「アメ風呂温泉 ホテルカターラ福島屋」
◆7.究極のスイーツお取寄せサイト「スーパースイーツ」が押切もえプロデュースの
「もえスイーツ」を販売開始
◆8.サイバーエージェントとアドプレインH.I.S.の「Second Life(セカンドライフ)」進出を支援
◆9.ブログ・インフルエンサーのブログに限定した広告配信を可能にする「トクアド」開始
◆10.オンデマンド、HDMI 端子搭載の新型“ハイビジョン対応専用受信機” 提供開始
◆11.スカパー!、Google との合意により、日本のメディア企業では初めて
YouTube 日本版にパートナーページを開設
◆12.キッズステーション”夏休みの食育体験”の写真を大募集!!
◆13.キッズの携帯サイト 『キッズステーション モバイル』7月1日(日)サービス開始!!
◆14.JCN、KDDIと協業でVODサービスを提供開始
◆15.JCN、いちかわケーブルネットワークの株式取得
◆16.メディアッティ、ハードディスク内蔵型STB サービス「プラスR」の提供エリア拡大
◆17.シーテック、7 月から高速PLCアダプタのレンタルサービスを開始
◆18.イッツ・コム、緊急地震速報、一般家庭でのモニター実験開始
◆19. J:COM がリクルートビジュアルコミュニケーションズを子会社化
◆20. KDDIと関西テレビ、放送・通信連携型オンラインショップ提供
次号へ | cbaニュース一覧 | 前号へ |