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第562号「ありがとう平成、こんにちは令和」
[2019.04.30号]
【よいどれコラム】
朝の連ドラは、積極的に見る方ではないが、『毎日録画する』リストには、入っている。だから、毎回、最初の第1週あたりの内容は、見ていない。そのうち、夜の、というか夜中の晩酌の際に、見てみようか、ということで、タイムシフト視聴の習慣に食い込んでくる。もちろん、全ての朝の連ドラが、タイムシフトの視聴習慣に食い込んでくるわけではないが、最近、ここ数年だろうか、見る作品が多くなってきた。
「映画があたるかあたらないかは、誰が主役をやるかでまず決まる」といわれるが、これはテレビ作品だって同じことだ。「広瀬すず、って紅白の司会をした子だよね」くらいの基礎知識しかなかったが、見ているうちに、それなりに画面に吸い込まれていく。脇を固める草刈正雄が、また渋い。
その昔、和製アラン・ドロンといわれた魅力に、磨きが掛かっている。中学3年の時、同級生の女の子たちが、そういっていた。映画雑誌やブロマイドを手に、キャーキャーいっていたその嬌声が耳の奥に蘇ってくる。その同級生たちも、60歳を超えた。だが、当時の思いは、あまり変わっていないだろう。
テレビのチャンネル争いのある世帯は、今では、そうないだろうが、「あばあちゃんが、チャンネル権を主張する」番組のひとつになるだろう。松嶋菜々子も出ている。3世代を広くカバーできる布陣だ。
そして、その昔、戦中から戦後の混乱期を生き抜いた「女一代記」として最高視聴率62.9%を叩き出した『おしん』(1983年放送)で、主人公・おしんの幼少期を演じた小林綾子(46)も『なつぞら』にゲスト出演している。
この『なつぞら』、第3週「なつよ、これが青春だ」(15~20日)の週間平均視聴率も22%超え(ビデオ・リサーチ調べ。関東地区)で、第1週「なつよ、ここが十勝だ」(1~6日)、第2週「なつよ、夢の扉を開け」(8~13日)に続き、22%を超える数字を獲得し、しかも、ここまで右肩上がりが続いているという。平成最後の10日間の第4週、そして令和を迎える第5週あたりで、23%を超えないだろうかと期待する。
BSプレミアムで、この『なつぞら』が始まる15分前の午前7時15分から放送されているのが、連続テレビ小説『おしん』である。この『おしん』が、若者世代で人気上昇中なのだという。
朝ドラ100作目ということを記念して、BSプレミアムで『おしん』を再放送中なのだが、『なつぞらよりもドラマチックで面白い』と反響が大きいのだとか。
切っ掛けは、4月8日の朝のNHKの情報番組『あさイチ』で藤井隆(47)が発した一言のようだ。
『あさイチ』では、直前に放送された朝ドラの感想をいうのが慣例。4月8日の藤井は、ここで「筏で奉公に行くシーンを見ると……」と『おしん』の1シーンに触れた。すかさず、隣の博多大吉(48)が、「できれば『なつぞら』の受けを」と突っ込む。「失礼しました。あまりにも衝撃的で」と藤井が返し、一堂笑いの渦に。
これは、たまたま筆者は、生で見ていた。お決まりの、ボケと突っ込み、と思っていたが、どうも、「その一言で、火が付いた」ようだ。芸能ネタだけに、「どれくらい火が付いているのか」は、定かでないが、世界で有名なコンテンツだけに、日本で、世代を超えて人気を集めても不思議ではない。
こう書いてきて、4K対応テレビもあるし、STBもあるけど、4K放送を見ていないなあと思った。たまに、4K放送の番組表を見るのだが、どうもまだ録画できないようだ。STBの表示には、1月下旬から対応と出るのだが、バージョンアップが遅れているのだろうか。うちの場合、4K放送であろうとなんであろうと、『録画してタイムシフト視聴』の中に食い込んでこないと、見られない。そういう世帯や個人って、多いだろうと思う。
KDDIの新しいSTBが話題になっている中で、うちのSTBが4K放送を録画できないのは、さすがにおかしいと思って、ジェイコムに電話すると、ファームウェアのバージョンアップができていなかったので、強制的に、更新してもらった。多チャンネル視聴をしていれば、自動的に更新されるはずだという。3月は、NHK World TVで、大相撲は見たんだけどな。まあ、それは、今度、何かバージョンアップの際に、はっきりするだろう。でも、これ、うちだけかな?12月、1月に設置された4K対応STBで、地上波しか見てなかったら、更新されない。ちょっと、心配。
いずれにしろ、4K放送が録画できるようになって『4Kもタイムシフト視聴で楽しもう!』を前面に打ち出した方が、4K放送の普及を後押しするような気がする。
コンテンツの充実は、もちろん不可欠ですが。(い)
【目 次】
◆1.ケーブルテレビ株式会社企画・製作
館林邑楽まちドラマ『もしもキセキが起きたなら~この群馬の片隅で~』
製作記者発表会開催
◆2.『ケーブルコンベンション 2019 』開催テーマ決定!
5 月 7 日より、事前申込み開始!
◆3.スポーツ番組を4Kで!2019年5月よりCNCIグループの
ケーブルテレビ局にて4K対応「J SPORTS」の配信開始!
◆4.三重テレビ放送長谷山送信所(親局)の被災停波時における
放送の協力体制に関する協定書の締結と協力体制の運用開始について
◆5.美祢市 コミュニティチャンネルで地域情報・緊急情報の放送を開始
◆6.一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟が
業界で働く女性のためのキャリアアップイベントを全国 8 都市で開催
◆7.「生活者のキャッシュレス意識に関する調査」を実施
◆8.スマホ決済「au PAY」の登録者数が提供開始から10日で100万人を突破
◆9.大阪チャンネルの人気コンテンツを
「Amazon Prime Videoチャンネル」に提供開始
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