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第532号「鍋が遠い冬の食卓」
[2018.02.25号]
【よいどれコラム】
転居先が、道を一本隔てた隣のマンションなので、小さなものは段ボールに詰めて運んでしまおうと思い、アスクルで台車を購入した。
12月31日に届いたその台車を使って、引っ越し作業を日々続けている最中の1月中旬、鼻風邪を引いてしまった。どうもそれ以来、風邪が抜けきらない。
冷蔵庫や家具などの大きなものの引っ越しは、1月23日、サカイ引越センターに頼んだ。前日、片付け作業をしていると、天気予報通りに、雪がちらつき始め、夕方には、積もり始めた。
サカイに運んでもらう家具の中身を引っ張り出し、カラにしたり、冷蔵庫の中をカラにする等々の作業は、延々と続いた。その引っ張り出したものを新居に運ぶ作業もまた、夜中にまで及んだ。積もった雪に残る台車の跡は、しばらくすると雪に消された。
夜の10時を回っているのに、子供たちが表に飛び出し、雪をかき集めている。そのうち、古い方のマンションにも、新しい方のマンションにも、雪だるまが出来上がっていた。さすがに寒さと疲れで、その日の荷物を運ぶ作業をやめ、眠ることにした。夜中の1時を過ぎていた。
サカイの引越作業は、見事の一言に尽きた。新居に運ぶものを指示すると、あっという間に、運び出した。粗大ゴミに出すものも、集積場まで、運んでくれた。さすがにプロの技である。そして、翌日には、サカイのコールセンターから携帯に電話が入り、昨日の引越の満足度を確認された。競争が激しい業界なのだろう、と想像した。
しかし、古い方の部屋には、まだまだ運ばなければならない資料の山等々が残っていた。再度サカイに電話をして相談すると、25日の夕方なら手配ができるというので、お願いし、50箱あまりの段ボールを運んでもらった。
それでも、まだまだ、未整理の荷物の山が残っていた。新居は、もう、足の踏み場もないほど、段ボールでいっぱいである。仕方がないので、廃品回収のおじさんを頼んで、いらないものを持っていってもらうことにした。この作業が、一週間ほど続いた。
20年分の資料やいろいろなものの多さに、あらためて驚かされた。廃品回収のおじさんに、「疲れた顔をしているから、休んだ方がいいよ」といわれたので、翌日医者に行くと、「時間が経っているからはっきりわからないが、たぶんB型だろう」といわれた。テレビでは、A型、B型インフルエンザの大流行のニュースが流れていた。道理で食欲もないはずだ。
2月1日、ようやく、古い部屋には、すっかり何もなくなった。5日、不動産屋さんに明け渡しの確認をしてもらい、新しい部屋に戻った。
12月上旬に東京ガスに連絡し、引越の連絡、古い方で1月31日まで、電気・ガスを使用すること、新しい方でも電気・ガスの契約を継続し、使用を開始する旨を伝えてあった。
古い方と新しい方、二つの住所で、同じ口座から引き落としはできないので、古い方を引き払った後、連絡をいただいた段階で、口座引き継ぎの手続きを進める、それまでは、請求書を送る、ということになっていた。
だから、東京ガスに連絡し、引越の完了の旨を伝えた。12月の時とは別のオペレーターである。「電気のブレーカーは、念のため、落としてください」といわれた。実に親切な、普通の対応である。
2月14日夕方、デスクに向かっていると、ピンポーンとチャイムが鳴った。開けると、東京電力の依頼でやってきた関東電気保安協会の男性作業員で、「電気を止めに来た」という。
2月6日に、東京電力からの「止めますよ!」という告知文書が入っているのは確認していた。だが、前述のように12月上旬に、転居先でもガスと電気の使用契約を継続する旨、東京ガスに連絡を入れていた。
告知文書には、「当ご使用場所においては、現在までに電気使用のご契約手続きがなされておりません。2月8日までに電気のご契約をされる小売事業者へご連絡をお願いいたします。」とある。
続いて、連絡がない場合、送電を中止する旨等々の記載があるが、「既に電気のご使用開始の旨を小売事業者にご連絡をいただいている場合は」行き違いですとあるから、そのままにしておいた。
だって、その前日の2月5日に、(12月の時とは別の)東京ガスのオペレーターと話をして、「(古い方の)ブレーカーを落としてくださいね」と『電気の意識を提示されている』から、電気の契約が外されているかも、という気持ちには、なれなかった。
(だから、確認もしなかった。今から思えば、ここで、「念のためお聞きしますが、ガスだけでなく、電気の契約もできてますよね」と確認すれば良かったのだろう。)
だが、止めに来た!「未契約通電」だという。その日は、すでに5時を回っていたので、翌朝、東京電力に電話を入れ、安全安心ファーストなら、「とにかく、東京電力に、一報をくれ!」という内容の文書に変えた方がいい、と伝えた。
東京ガスに電話をすると、新しい住所には、ガスの契約しか引き継がれていなかった。
こういうことが起きるといやだから、物件の購入が決まって早々に、連絡を入れたのに、想像以上の結果になってしまった。
だが、ガスの引き落としの口座の引き継ぎは、完了していた。
ただ、東京ガスの名誉のためにいっておくと、応対した男性オペレーターによれば、「初めてのケース」だという。
未契約通電で、2ヶ月以上経過しており、(1か月以内ならば、事業者間の救済手続きがあるようだが)時間が経ちすぎているので、(再度東京ガスに電気の利用を申し込むにも)まず、東京電力に電気利用の契約の申し込みをするところから始めなければいけないという。
その上で、「申し込み書を新しい住所に送らせていただくので、ぜひご利用をご検討いただきたい」と電話の向こうで、男性オペレータがいっていた。この勇気は、見習わないと、と思った。(2日後に、届いた)
筆者は、「ゼロリセット」あるいは、「初期化」が必要な状態におかれたのだろう。そこで、再度、東京電力に電話をして、事情を話し、12月8日に遡って、電気使用の申し込みを行った。
あいかわらず、鼻風邪、咳は抜け切れていないが、電気を止められる事態を回避し、16日、17日の羽生結弦選手の演技は生で見ることができた。(い)
*ヒューマンエラーは、いつでも、どこでも、誰にでも起こりうることだが、まさか電気を止められる危機に直面するとは思ってもいなかった。
そういえば、東京電力が、未契約通電期間の請求書を送ってくれるといっていたけどまだ来ない。心配だから、もう一度電話してみよう。
注:文中の「東京電力」は、「東京電力パワーグリッド株式会社」です。
【目 次】
◆1.佐野岳主演による愛媛県新居浜市を舞台にした大森研一が描く
ヒューマンファンタジー作品映画「ふたつの昨日と僕の未来」製作発表記者会見
◆2.いつでもどこでも地域の情報を!地域情報アプリ「ど・ろーかる」で
『ひるドキッ!おおいた』配信開始
◆3.「J:COM NET 光」、3 月より豊後大野市で提供開始
―「J:COM TV」 「J:COM 電力」も提供―
◆4.J:COM 東京北が自転車安全利用モデル企業に指定
◆5.イッツコム、ブロードバンドアワード2017 『最優秀回線事業者
(ベストキャリア)』 受賞
◆6.第1回WOWOW新人シナリオ大賞 最終選考作品決定
◆7.アクトビラ、NHK ピョンチャンオリンピック 4K による放送同時配信サービス
を提供
◆8.テレビでは放送出来ない!?“マジトーク”番組が登場!!
千原ジュニアの居酒屋たこしげ
◆9.テレビ東京系 大人気ドラマ「バイプレイヤーズ」の第2弾を「ひかりTV」
で独占で見逃し配信!
◆10.「ひかりTVチャンネル+」開局記念!
「生配信!スキマスイッチ“新空間”スペシャルライブ」独占生配信が決定!
◆11.ソーシャル経済ニュース「NewsPicks」が起業家発掘グランプリを初めて開催!
「ひかりTVチャンネル+」でグランプリの模様を配信!
◆12.日本最大! ドローンに特化した唯一の国際展示会&コンファレンス
『Japan Drone 2018』開催
◆13.4人目の「パワーパフ ガールズ」 “ブリス”初登場エピソード
カートゥーン ネットワーク 3月日本初放送!
◆14.声優 潘めぐみが日本語吹替えを担当
4人目の「パワーパフ ガールズ」 ブリス役<カートゥーン ネットワーク>
◆15.ロシア大好き声優・上坂すみれの日本語吹替えで送るロシア旅番組!
『ロシア・トラベルガイド』 3月はサンクトペテルスブルグ!(旅チャンネル)
◆16.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内
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