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第509号「南から桜の便りがチラホラと」
[2017.03.18号]
【よいどれコラム】
3月8日。切手を買いに、近くのデイリーヤマザキに行くと、120円切手は、売り切れていた。仕方がないので、5分ほど離れた美浜郵便局まで、買いに行くことにした。天気が良かったので、軽い散歩である。
ずいぶんと、マンションが建ち並んだ。こちらに越してきた19年前は、まだ見上げる空が広く、空き地もたくさんあった。それが、びっしりというくらいにマンションが建ち並んだ。
その中を抜けて、ゆうちょ銀行側の入り口から入ると、ドアに『ゆうちょ銀行さいたま支店美浜店』と書いてあった。
《さいたま支店!?なぜ、ここが「さいたま」なんだろう?》と不思議に思い、切手を買った帰りに、フロアー係のおじさんに尋ねてみると、正式には、『さいたま支店美浜店』なのだという。
ネットで調べてみると、北海道は、札幌支店、東北は、仙台支店、関東は、さいたま支店、信越は、長野支店、北陸は、金沢支店、東海は、名古屋支店、近畿は、大阪支店、中国は、広島支店、四国は、松山支店、九州は、熊本支店、沖縄は、那覇支店、そして、東京は、本店だった。
旧郵政省系だから、松山、熊本は理解できるが、関東一円の東京以外の県が、「さいたま支店」に入るというのは、なにか、ピンと来ない。苦肉の策のネーミングなのかもしれないが。
しかし、ゆうちょ銀行は、便利である。カードではなく、通帳で現金を引き出せる。最近は、出張の際には、通帳毎持っていくことにしている。足りなくなりそうだったら、駅などで引き出せるし、通帳で、全体の流れが見えるから、遣い過ぎることもない。
2月のある日、シェーンで、イギリスから来た30代半ばの男性と話していると、「日本は現金主義」だという。
けっこうみんなカードを持っているし、ずいぶんとカード依存の社会になっていると思っていたのだが、彼からすると、まだまだ全然らしい。英会話スクールの先生も、確定申告をするのだそうだが、去年、税務署にいって申告をして、お金を払わなくてはならなくなり、カードを出したが、現金でなくては、受け付けてもらえなかった。イギリスでは、カードで支払いができるという。現金を持って歩く習慣がないから、忙しい最中、再度、税務署に足を運ばなくてはならなかった。
その印象が強いらしい。なにしろ、日頃財布の中には、2000円くらいの現金しか、入っていないという。すべてカードで支払うことにしているのだそうだ。「社会全体が、借金で成り立っているんだよ」といっていたが。
別の日、別のイギリス人は、「日本は、自宅から職場までの交通費を払ってくれるから、ありがたい」といっていた。
最初、何をいっているのかわからなかったが、「イギリスでは、通勤費は、自己負担なのか!?」と尋ねると、「そうだ」という。新幹線通勤などは、夢のまた夢か。出張費のようなものは、当然会社が払うが、「日常の通勤費は、自分持ち」というのには驚いた。ところかわれば、習慣は違うものである。
スープ皿を手に持って、どんぶりのように、持ち上げてはいけない、というルールもあるようだが。
米国にトランプ政権が誕生して、もうすぐ2ヶ月になるが、言動がだいぶ落ち着いてきたような印象だ。
もちろん、各地で、まだまだ反発や抗議のデモなどが繰り返されているのは、NHK World TVでよく見掛けるが。
シェーンのLA出身のK講師は、2月下旬のある日のトランプ大統領のコメントを聞いて、たいへん驚いたといっていた。とても大統領らしい、というのである。Kは、毎朝、米国のCNNなどのニュースに耳を傾けるのを日常にしているが、昨年秋から、《今日は、いったい何をしでかしているだろうか》という興味に引きずられるように、毎朝、スイッチをひねるようになったという。トランプ大統領のコメントが大統領らしくなったのは、「誰かが原稿を用意して、そのまま読むように」といわれているのではないか、といっていた。
それでも、トランプ大統領のトランプらしさは、残っているといい、ひとつには規制緩和が挙げられるという。アメリカファーストを謳い文句にしているが、その内実は、企業や産業を最優先にすることで、強いアメリカを現出しようとしているという。一番わかりやすいのは、1月23日に、トランプ大統領が米連邦通信委員会(FCC)委員長にアジット・パイ氏(44)を指名したことだろうという。オバマ前大統領が指名した民主党選出のトム・ウィーラー前委員長は、1月20日に退任した。前委員長とパイ氏は、これまで、主な議案で常に対立してきており、パイ氏は、インターネット接続業者に対して、ネット上を流れる情報をすべて平等に扱うことを求めた規制「ネットの中立性」の導入などにも強く反対してきた。
そして現在、すでに、前任者が認可した規制に制限を加える動きもみえるという。
日本では、ソフトバンクグループが再度、傘下の携帯4位スプリントと3位TモバイルUSの合併を狙った場合に、「今度は、認められるのではないか」という見方も出始めた。
米国では、AT&Tが、タイムワーナーの買収を発表しているが、これも、前任者は、否定的だといわれてきたが、トランプ政権下での規制緩和路線で、認められるのではないか、という見方も出てきた。
そうすると、コムキャストも何か動きをみせてくるのかもしれない。(い)
【目次】
◆1.狭山ケーブルテレビ、NTT東日本との協業開始を発表:
“ICTを活用した地域づくりを推進”
◆2.第10回WOWOWシナリオ大賞 受賞作決定
◆3.世田谷区の防災行政無線放送の”緊急放送”を
イッツコム テレビ・プッシュで3月15日より配信開始
◆4.イッツコム、災害時に東京都公園協会が徒歩帰宅者等を支援する施設として
活用される駒沢オリンピック公園内のレストランにおいて
公衆無線LAN (フリーWi-Fi)の提供を開始
◆5.サテライトコミュニケーションズネットワーク(SCN)
鹿沼ケーブルテレビ データ放送向けに情報提供サービスを開始
◆6.千代田町、邑楽町でケーブルテレビ開局。防災協定も締結
◆7.『公衆無線LANによるインターネット接続サービス安全・安心マーク』を追加
◆8.東京スカイツリータウンR内「J:COM Wonder Studio」がリニューアルオープン
◆9.プロのスキルをオンライン動画で学べる
趣味学習サービス「Shummy(シュミー)」3月1日よりサービス開始
◆10.「バイオハザード:ザ・ファイナル」をDVD発売前に「ひかりTV」で提供開始!
◆11.ゲームアプリ「ルナたん」がアニメ化!タイトルと声優陣らが決定!!
~アニメタイトルは「ルナたん~1万年のひみつ~」、今春より配信予定~
◆12.『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』ナショナル ジオグラフィック
で放送
◆13.旅チャンネル『榊原郁恵の町のお嬢さん』3月は長野県須坂市へ
旅先の人達とふれあいながら“町のお嬢さん”を探す旅!
◆14.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内
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