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第453号「NTT西日本提供の「光BOX+」アプリ続々登場」

[2014.10.16号]

【よいどれコラム】

 10月7日、幕張メッセに出掛けた。プレス登録を済ませて、ホールを降りていくと、目の前のベンチャーコーナーに、「ガラポンTV」のブースがあった。(パンフレット添付)
 招待日なので、人だかりにはなっていなかったが、2、3人、並んで説明の順番を待っていた。
 ガラポンTVは、テレビで放送中の番組を外出先で、スマホやタブレット端末で視聴できる、というものだ。(地上波の)8チャンネル分を同じ画面に表示できるので、「忙しくて、テレビを見る時間がない」という人には、いいかもしれない。ただし、聖徳太子のような能力が多少必要になるかもしれないが。
 とここまで書いたところで、この辺のところが専門の知人のジャーナリスト・小寺信良氏が、ガラポンTVなどに関して何か論評していないだろうか、とネットを検索してみると、やはりあった。
 http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20140820_662699.html
「8チャンネルを同時視聴して、その中から、面白そうなものを選んで視聴するという新しい視聴スタイル」を提案している、というような話が書いてある。(詳しいことは、ネットで読んでみてください)

 しかし、ネットは便利だ。名前を入れるだけで、なにがしかの情報が得られる。「いいことばかりではない」ということは、もちろん承知しているが、昔だったら、本人に電話して、関連記事をコピーした上で、FAXで送ってもらったり、という作業が必要になる。先方の時間を取り、しかも手間暇をかけさせてしまうというたいへん恐縮することである。当然、後で、お礼の品を贈ったり、次に会った時の飲み代を全部持つ、というようなこともついてまわるが、それが互いのコミュニケーションを促進して、新しい仕事に結びつく、というようなこともあった。実際、そういうことをみんなが当たり前のようにしていた時代もあったのだ。20年ほど前までは。笑い話のようだが、FAXで送ってもらったら、紙切れで受信できなくて、再度電話して、もう一度送ってもらう、というようなこともよく起こった。古き良き(?)アナログ時代の話である。こういう話を最近の若い人に話しても、《なんのこちゃ》という感じで、ポカンとされるばかりだ。同時代の体感をしていないのだから、しかたない。

 CEATECの会場で、ガラポンTVの説明を受けている人の背中越しに耳を傾けたが、《こういうことができちゃうんだ》と改めて思った。一番大きいのは、家庭のテレビにボックスを付けると、自分が持ち歩いている掌の端末である、スマホやタブレットがひも付けされる、というインフラが、もはや当たり前になろうとしていることだ。
 こういった機器は、いくつかあるが、家庭に「Slingbox(スリングボックス)」を設置して利用している人は何人か知っている。東京のパーティー会場にいながら、自社のコミチャンや地元民放の番組などをスマホで視聴できることを「見える化」して、話題の中心になっていた。
 http://www.slingbox.jp/  http://www.slingbox.jp/product/slingbox/index.html
(それぞれ違いはあるが、筆者には、その違いを正しく説明できる能力はないので、資料等をあたってください)

 そういえば、と思い出したのが、(一社)日本ケーブルテレビ連盟が推し進めている「じもテレ」である。https://jimotv.jp/
 「じもテレ」は、先般、7月28日に行われた「第40回日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード」の最後に紹介された一般向け(BtoC)の新しいサービスだ。スマホやタブレットでも利用できるといっていた。
 10月3日、名古屋ガーデンパレスで行われた業界向けのケーブルフェスタの会場では、初めての試みとして、『自主制作番組見本市』が開催されていたが、その会場の一角には、日本ケーブルテレビ連盟も出展していて、この「じもテレ」のPR活動を行っていた。タブレットを手にした担当のNさんがいたので、「これ、どうやったら見られるんでしたっけ?」と尋ねた。「このアドレス入れれば、すぐに見られますよ」と、「じもテレ」のアドレスの入ったカードをもらっていた。実は、7月28日にも、同じカードはいただいていた。しかし、その時は、《きっと、IDとか、パスワードとか、登録する作業が必要なんだろうな》という思いが先に来て、自らのスマホやタブレットで、「じもテレ」を検索してみてはいなかった。

 CEATECの会場から帰宅してすぐに、iPad miniを取り出し、「じもテレ」と入れてみた。すぐに画面が出てきて、多くのコミチャンの番組があることが、そして、それがいつでもどこでも視聴可能であることが、はっきりとわかった。
 すぐに、iPadの先頭画面にも、スマホの先頭画面にも、アイコンを置いた。
《なんでもっと早く、「じもテレ」と入力してみなかったんだろう》という思いにかられた。眠れない夜に、時間をつぶすのに最適だし、8月、9月のさまざまな飲み会で、いろんな方に紹介すれば、もっと楽しい場持ちが出来たろうと思った。なんのことはない。灯台もと暗しで、ケーブル業界では、一般向けの『コミチャンEverywhere』が実現していたのである。この秋、さまざまなイベントがある。当然、飲み会もつきものだ。いい酒の肴ができた。(い)


【目次】

◆1.今年で11回目を迎えた「ケーブルフェスタ」
   より身近なテレビ局を目指し、地域密着をテーマに

◆2.JCTAとIIJケーブルテレビ事業者向けに業界連携MVNOプラットフォームを提供開始

◆3.ケーブルスマートTV“cottio”向け
   緊急地震速報通知アプリ「ゆれくるコール for cottio」提供開始!

◆4.100%立川産ブルーベリー地ビールのネーミングが公募により
   「立川産果実のビール 立川ブルーベリーHAPPY」に決定!

◆5.4Kによる映像配信サービス(VOD)を10月27日より提供開始
   ~4Kによる商用の映像サービスは国内初※1~

◆6.グローバル脅威情報レポート(日本語版)の公開

◆7.JTBグループとNTTグループ
   訪日外国人向け観光サービスによる地域活性化トライアルを実施

◆8.NTTレゾナントが、位置情報連動型レコメンド配信サービス「エリアマッチ」技術を提供
   - 訪日外国人向け観光情報をおす勧める
    「訪日外国人向け観光サービスによる地域活性化トライアル」へ参画

◆9.クラウド型遠隔健康相談サービス「ひかり健康相談」光BOX+版をリリース
    ~大きなテレビ画面で視認性よく利用可能に~

◆10.MEMSアグリゲーター向け「光BOX+」対応機器の拡充について

◆11.詐欺、迷惑電話対策サービス「トビラフォン for 光BOX+」の提供開始について

◆12.テレビで災害時安否情報を簡単検索
   -「光BOX+」で「J-anpi 安否情報まとめて検索」アプリを正式提供開始

◆13.産学連携ゲーム制作プロジェクトで「光BOX+」向けゲームアプリを提供

◆14.日本ケーブルラボが「ラボ オータムセミナー2014」開催

◆15.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

 

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