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第594号「テレワーク時代がやってきた」
[2020.08.24号]
【よいどれコラム】
8月も後半になったというのに、毎日暑い日が続く。これが、毎年続くのか。それとも、さらに、ヒートアップするのか。予断を許さない。
朝から仕事をしようと思っても、なにしろ暑い。クーラーをつけていてもである。外が、いかにも暑いのである。その雰囲気が、伝わってくる。
とても、部屋の中にいられないので、外に出掛けることになる。
外といっても、遠出はできない。隣駅の稲毛海岸にある銀行に記帳に行ったり、その帰りにイオンで買い物をする。行き帰りに少し歩くこともある。暑い中なので、熱中症は気になるが、体のためには歩くのはいいことだ。
2月からテレワークを続けている大手通信会社に勤める知り合いの男性は、みるみるうちにお腹が出っ張ってきた。運動不足だろう。
朝からPCデスクの前に座り、会社と同じように仕事をする。会社に行く通勤時間は削減されるが、仕事の量が増えることも想定される。
別のあるケーブル局の幹部は、テレワーク以前は、部下がある程度資料を読み込み、サマライズされた報告が上がってきた。今は、全部、目を通さなければならないので、けっこう忙しいといっていた。
テレワークを『常態』にする動きもある。大手IT企業に、その動きがみられる。社員は、自宅勤務が普通になる。まず、通勤費がかからない。オフィスのスペースも、大部分いらなくなる。
テナント代収入をあてにするビル事業はたいへんだ。社員の昼食をあてにしている周辺の飲食業も大打撃だ。
だが、社員の方も子供が小さいとたいへんなようだ。子供にとっては、遊ぶ相手が、毎日、家にいる。テレビ会議に、子供がいきなり登場することもあるかもしれない。
クルマ通勤が普通で、公共交通機関を利用しない地方部では、無縁の話かもしれない。でも、都市部、大都市部では、ありえる話なのである。
家の近所の貸しオフィスを利用する人もいるようだ。家で、自分の仕事場があればいいが、そういう条件の方ばかりではない。
駅の周りの貸しスペースが、テレワークセンターになることもあるだろう。もちろん、インターネットなどの通信環境の整備も必要だ。新型コロナウィルスの感染防止策もこうじなければならない。
近所に、こうしたインターネットが利用できる施設があれば、なにかと便利であろう。街のコミュニティセンターなど、そういうスペースに一部替えられないものだろうか。
テレワークの導入が進められても、日本のマンション事情を考えれば、そう簡単に職域を作り出すのは容易ではない。何か、地域にあれば、新しい人間関係も生まれてくるだろう。
行政のサービスなのか、あるいはビジネスなのか。テレワーク時代を迎えると、そういった「テレワークスペースの貸し出しサービス」も商売になるかもしれない。(い)
【目 次】
◆1.CTY・NCT・CNSがケーブルID連携 「Netflix」・「DAZN」提供開始
~業界初、独自のマイページを利用し、
利用者が登録したIDで簡単・手軽に申込み可能~
◆2.スラックライン 2020フルコンボジャパンカップ
4K番組の制作、インターネットライブで大会運営を支援!
◆3.新型コロナウイルス対応本部の早期設置も評価
『レジリエンス認証』(国土強靭化貢献団体認証)を更新
~事業継続および社会貢献の両分野で認証取得・更新~
◆4.第 37 回ラボワークショップ開催
「コンテンツ配信の現状課題と将来技術の展望
~ケーブルネットワークの効率的運用を目指して~」
◆5.ケーブル技術ショー2020 オンライン展示会
8月31日(月)まで 好 評 開 催 中 !
◆6.第2回「CRIオンラインセミナー」開催
コロナ禍をチャンスに変える――顧客をファンにするためのWEBマーケティング
◆7.「高専ワイヤレスIoTコンテスト2020」の採択結果
◆8.ブロードバンド基盤の在り方に関する研究会
第I期論点整理(案)に対する意見募集
◆9.令和2年度「テレワーク先駆者百選」の募集開始
◆10.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》
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