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第439号「J:COMとJCNが合併。J:COMブランドに統一、サービス統合へ」

[2014.03.10号]

 年も押し詰まった頃だったろうか、東京栃中・栃高会という高校の同窓会から来た封書の中に、チラシが入っており、2月11日、栃木市栃木文化会館小ホールにおいて、新春小江戸寄席「春風亭柳橋独演会」が開催され、出演者の中に、桂歌春さん、田代沙織さん、漫才の新山ひでや・やすこさんが出ると書かれていた。
 柳橋は、高校の同級生で、書道部で一緒だった。日向市出身で、日向大使、宮崎大使を務める歌春さんとは、昨年の12月1日に日向市で行われた「FMひゅうが」の開局記念式典の懇親会でご挨拶させていただいた。歌春さんの娘で、ラクドル(落語のできるアイドルの略)として活躍しており、『浅草お茶の間寄席』の司会をしている田代沙織さんとは、いつもSmart TV Boxで録画したテレビの片方向で、お世話になっている。Smart TV Boxは、録画容量が大きいので、導入した昨年の8月半ばから、消さずにとってある。
 かなり照れくさいが、少なからずファンである。ラクドルとして、どのような活躍をしているのか、ホームページを見ることはあっても、追っかけをする時間も若さもない。しかし、今回は、その活躍ぶりを目の当たりにできる千載一遇のチャンスである。
 これは行かない手はない。1月は、各地の賀詞交歓会を取材で回っていて時間がなかったが、年末の12月に、栃木ケーブルテレビに、申し込んだ「milplus(みるプラス)」のIP-STBの設置工事と、年明けに申し込んだ「カメラ付きお留守番チェッカー」の設置工事をしてもらうにもちょうどいいタイミングである。工事日は、2月12日の午前中にお願いした。

 と、ここまで2月23日夜に書いたところで、疲れて眠りについた。続きは翌日PCの交換前に書き上げてしまおうと思ったが、PCの交換時間が早まり、書けなかった。本来なら続きを書きたいのだが、その後のネット環境の設定などで1週間近く翻弄され、何を書きたかったのか、ストーリーをすっかり忘れてしまったので、この後は、『なぜどのように翻弄されたのか』書き込みたい。なお続きの中で書きたかった一番のことは、実家の栃木に設置した「カメラ付きお留守番チェッカー」が、どこにいてもスマートフォンからコントロールできるので、安心できるようになった、ということである。これは、はまる人にははまるので、未導入局は、ケーブルテレビのサービスのひとつに加えることを検討してもいいのではないか、ということである。

 2月24日午後、これまで使っていたXPからWindows7にPC2台の交換を行った。PCを組み上げてくれたのは、いつものオフィスコーヒー屋さんのFさんである。
 ネット環境の確認の段階になって、メールもインターネットも繋がらない。PCを替えるだけだから、「ネットワーク環境に影響が出る」ことを想定していなかったので、あわててOCNのサービス契約書を探し出して、ネット接続環境の問い合わせ番号をFさんに渡すと、Fさんがコールセンターに携帯から電話をしてくれた。
 電話は、すぐに繋がり(これが「奇跡的なこと」だ、ということはあとからわかった)、こちらの現在置かれている状況の説明が始まり、向こうが確認しているネット環境について、応答があり、『ルーターが二重になっている』ということだった。
 Fさんは、(こちらとしては)ハブとして使っていたはずの機器を一台外し、NTTのルーターにLAN回線をさし直し、リセットを掛けるが、NTTルーターはIDとパスワードを聞いてくる。(OCNに最初に問い合わせた電話をずっと通話中のままではなく、一度切って)もう一度、OCNに電話を掛けたと記憶しているが、Fさんは、OCNのコールセンターの女性にIDとパスワードを聞いてくれた。
 NTTルーターなので、OCNではわからないのだが、「(変更していなければ)通常、『admin』『admin』でいいのでは」という返事をもらい、「それでもリセットできなければNTTに聞くしかない」ということだった。
 このようなコールセンターとの会話は、とても筆者にはできない専門的なことである。
 「PCを取り替えるだけ」と思っていたが、「社会のネットワーク環境に自分のうちのPCを繋ぐ」ということのたいへんさが身にしみてきた。

 Fさんは、『admin』『admin』を何度も打ち込むが、いっこうに変化はない。
《耐性が強いなあ》と思った。《こうでなければ、コンピューターとは付き合えないんだろうなあ》とも思った。筆者には、とても耐えられることではない。
 IDとパスワードが効かないので、《しかたないNTTに電話を掛けよう》ということになった。「しばらくお待ち下さい」の音声が流れるので、Fさんは、「繋がったら呼んで下さい」といって、別の部屋のもう1台のPCの様子を見に行った。
 何度も「しばらくお待ち下さい」の音声が流れる。そのうち、人の声になったので、Fさんを呼んだ。
 電話の様子だと、どうも『教えられない』といっているようである。
《このまま、ネットは繋がらないままなの?》と不安になる。

 Fさんは、NTT東のコールセンターの女性と話をしながら、IDとパスワードを繰り返し、トライしていた。何度目かで、動き出した。Fさんは、動き出したところで、「ありがとうございます」といって電話を切った。「あっ、動きました」といって電話を切ったのではなかった、と思う。
 Fさんがいうには、「パスワードに『0000』を入れたら動いた」とのこと。Fさんの経験知がなければ、どうなっていたんだろう、と思う。
 Fさんは、「冷たい感じの人でしたね。『教えてくれない』って」とポツリといった。Fさんは、他のお客さんのところからも、NTT東のコールセンターに掛けることもあるだろうから、その中で、たまたまそういう感じの人にあたった、ということだろう。「NTT東が冷たい」といっているわけではないので、念のため。

 ようやく、NTTルーターの「ppp」ランプが点灯し、メールもインターネットも繋がり、コピー機との連携も回復した。これでひと安心、ということで、翌日から25日26日と二日連続で行われたSSKのケーブルテレビセミナーを終えた27日からは、通常の業務に入るはずだった。

 しかし、それがこのままでは終わらなかったのである。昔のテレビ番組だったら、「次週をお楽しみに」で、続きは翌週に持ち越しになるんだろうが、今の時代はそうもいっていられない。第二幕も続けて、書いてしまうことにする。

 第二幕は、27日に始まった。夕方、インターネットが繋がっていることを示す「ppp」ランプが消えたのである。この時は、いったん電源を切って、入れ直すと回復した。
 しかし、翌日の夕方、28日、関西のS先生から携帯に電話をいただいて、用件を話したあと、「そういえば、事務所の方に電話を入れたが、繋がらない状態になっていた」というのである。
 帰って、NTTルーターを見てみると、「ppp」ランプが消えていた。メールもインターネットも繋がらない。ノートPCがWiMAXに繋がるので、外部との接点は皆無ではないが、メインのPCが2台とも繋がらない状態になった。

 メールアドレスは、OCNの他に岡山の倉敷に本社を置くチロロネットのドメインのものが生きているので、OCNのアドレスに到着しているメールも引っ張ってくるが、返信はできない。したがって、「h.izawa@cba-researchandpublishing.com」の長ったらしいアドレスで、ノートPCからWiMAX経由で、返信した。

 ノートPCがあったこと、WiMAXの環境があったこと、別のドメインにアドレスがあったことが幸いした。

 翌3月1日、OCNのコールセンターに何度も電話をしたが、繋がりそうにない。24日にFさんが携帯から掛けた電話が繋がったのが奇跡に思えてきた。
 メインのPC2台のインターネット環境がないと仕事にならない。どうにか、OCN以外の回線を確保しなければならない、ということで、JCN千葉の営業のNさんに、3月1日、3時過ぎに、メールを入れた。
 夕方、筆者の携帯に電話が入り、翌2日の18時に来てもらうことになった。

 Smart TV Boxを入れる際に、もちろんインターネットには加入しているので、OCNからの乗り換えは検討したのだが、「仕事で使っているアドレスが変わるのは、ちょっと」ということで躊躇した。
 しかし、今回は、そうはいっていられない。OCNで不具合が発生しているが、それを伝えることができない、のでは前に進まないし、今後とも仕事の進捗に影響を及ぼす可能性がある。全面的に、ケーブルテレビの回線に乗り換えることにした。

 2日18時、Nさんがやってきた。まずSmart TV Boxに録画した番組を(セットで申し込んだタブレットの他に)iPadやスマートフォンで、見られる環境を設定してもらった。
 前に一度試みたのだが、アプリの入り口のところで、「信頼されていません」というコメントが出て、《えっ、信頼されていないんだ》というところで、とまっていた。《信頼されていないのに、前に進めない》というのは通常の感覚であろう。

 Nさんは、局の担当者と携帯で電話しながら、アプリのインストールを進めた。ケーブルテレビ局の人が来てくれているから、《ああ、そういう風にやるのね》なんていってられるが、やはり、一人ではできない、と思った。
 設定は、サポートなしでは、素人には無理な話なのである。そして、わかったつもりになってもすぐに頭から抜けてしまっているから、何度も繰り返し、サポートが必要になるのである。

 その後、現状抱えている最大の課題である、「OCNが繋がらないから、ケーブルテレビのインターネットに乗り換えたい」という意向を伝えた。
 Nさんは、「そういうことでしたら……」と環境を確認しながら、「Smart TV Boxがルーターになってますから」とNTTルーターから抜いたLANケーブルをSmart TV Boxに接続した。1台目のPCは、すぐにインターネット環境が復活した。
 パッと、ヤフー画面が出た時の安堵感に、いかにインターネット環境に依存した生活を送っているのかを実感した。
 問題は、別の部屋にある筆者のPCである。LANケーブルを這わせているのだが、Nさんは、「無線という選択肢もある」という。しかし、現状できることは、LANケーブルでどうにか繋いでインターネット環境が復活するかの確認である。

 年末に掃除をした時に、筆者の部屋の片隅から出てきた、未使用のスイッチングハブがそのままほおってあった。8ポートのハブが3990円もしているからだいぶ昔のものである。使えるかどうかわからないが、とりあえず、繋いでみることにした。
 幸い5メートルのこれも未使用のLANケーブルがあった。延々伸ばして繋いでみると、筆者のPCにもヤフーの画面が現れた。インターネット環境の復活である。
 これでひと安心である。しかし、ふと、《そういえば、コピー機とのネットワークはどうなんだろう》という考えが浮かび上がってきた。PCをコピー機と繋いでないと打ち出しもできない。それにFAXとも連動している。
 Nさんとも相談し、とりあえず、NTTルーターをはさんで、形だけは、コピー機とのネットワーク環境を成立させた。しかし、打ち出しをしようとしてもコピー機は動かない。
 翌日、リコーに電話してみようということで、その日の作業は終えた。

 しかし、ここからが第三幕の始まりだった。夜中に、ビールを飲んでいると、コピー機が突然打ち出しを始めた。2時間ほど前に打ち出そうとしたものが排出されだしたのだ。
《これで、繋がったのだろうか》と思って眠りに就いたが、翌朝起きてみると、2台のPCが、メールは繋がってもインターネットには繋がらない。あるいは、メールも繋がったり、繋がらなかったり。要は、不安定なのである。
 ノートPCもWi-Fiの設定に替えていたが、これもメール、インターネットともに繋がらなかった。3月3日、インターネット環境の完全消滅である。

 Nさんにも現状を説明するメールを送ったが、「出先なので、コールセンターに電話をしてみてほしい」ということだった。
 その日は、バタバタしていて、インターネット環境はそのままに過ごした。

 頼みの綱がないわけではなかった、ということもある。頼みの綱は、翌4日に打ち合わせで会う知人のKさんである。Kさんは、インターネット関連のジャーナリストである。

 翌日、《彼なら、何が起こっているか、わかるだろう》と一縷の望みを持って、16時の打ち合わせ場所に向かった。
 最初に、「打ち合わせのあと、インターネット環境について相談に乗ってほしい」と伝えて、30分ほどで、打ち合わせを済ました。

 いよいよその日の筆者にとってのメインテーマである。まず、ノートPCの現状を説明すると、「えーと、これは、ここをこうすれば」と『無効』になっている項目を『有効』に替えると、WiMAXが復活し、メールもインターネットも利用可能になった。

 ほんの数秒の出来事である。あまりの手早さに、「こういうことは、普通、知っていることなんですか?」と尋ねると、「いや。あまり知らないと思いますよ。だから家庭の設定作業は、ケーブルさんの仕事になるんじゃないですかね」といっていた。

 不安定な2台のPCについては、「ここをチェックしてみて下さい」というポイントを教わり、家路についた。

 早速、そのポイントとなる項目を確認してみたが、設定は正しかった。《そうなると、何が悪いんだろう》と思いながら、風呂に入った。
 そこで、《(NTTルーターを経由して)コピー機と繋がっているLANケーブルをハブから抜いてみよう》と思いついた。

 風呂から出て、早速引っこ抜くと、メールもインターネットも復活した。
 NTTルーターと接続していることで、データの混乱が起きていたのだろう。Nさんに、「復活した」とメールすると、「ケーブルと光は混ぜちゃいけないんですね」と返ってきた。
 そういうことなのだろう。

 しかし、コピー機とのネットワークをどうするのか、という問題は残っている。これは、リコーに相談してみよう。それから、FAX番号が、通じなくなっている。4日に、J社のSさんから、「FAXが入らない」という電話を頂戴して判明した。

 インターネット環境は、Smart TV Boxをルーターに、成立した。

 しかし、ひかり電話は繋がるが、NTT回線で繋がっているはずのFAX、コピー機とのネットワークは壊れたままである。何か、家の中に、38度線があるような感じだ。

 そんなことを思いつつ、《そうだ》と思いついて、速度測定をしてみた。時間帯によるのだろうが、その時は70Mbps以上が出た。前の環境が、12Mbpsくらいだったので、5倍くらい違う。
 ただただ、驚いた。そして、家庭の中のネットワーク環境の設定は、いかに大変か、まだまだ体験中である。

 そして、3月7日、ついにひかり電話も通じなくなった。明日、10日は、原因究明に奔走する。(い)


【目次】

◆1.J:COMとJCNが合併。6月にJCNブランドをJ:COMに統一、サービス統合へ

◆2.J:COM×KDDI 割引サービス「auスマートバリュー」拡充
   ~新たに「テレビ+インターネット」加入者も割引対象に~

◆3.IP-VODサービス「milplus(みるプラス)」の業務協力について

◆4.株式会社ジェイコムイーストが綾瀬市と「災害時における放送等に関する協定」を締結

◆5.「TBS チャンネル2」をJ:COM TV の基本チャンネルとして提供開始
   ~プロ野球・横浜DeNA ベイスターズ主催公式戦全72 試合を完全生中継 ~

◆6.JCN×KDDI 割引サービス「auスマートバリュー」拡充
   ~新たに「テレビ+インターネット」加入者も割引対象に~

◆7.JCN関東が埼玉県宮代町と「防災情報等の放送に関する協定」を締結

◆8.JCN関東、REDS WAVEが「災害防災情報等の提供に関する協定」を締結

◆9.JCN関東が埼玉県杉戸町と「災害情報等の広報に関する協定」を締結

◆10.FMおだわらとJCN小田原チャンネルが同時生放送(サイマルキャスト放送)

◆11.JCNグループケーブルテレビ局が震災特集を放送

◆12.東北つながるプロジェクト「じもとりっぷ 気仙沼」
   イッツコムチャンネルで3月10日(月)より放送開始

◆13.新チャンネル「日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツ」と、
   「TBSチャンネル2」の提供開始
   ~プロ野球12球団の全試合をiTSCOM TVで

◆14.CTYが、‘北勢サミット’を放送-北勢地域トップ9人が防災連携で協議

◆15.伝説の宇宙番組の続編!『コスモス:時空と宇宙』ナショナル ジオグラフィック チャンネルで放送

◆16.国際宇宙ステーション(ISS)からの生中継を含む特別番組
   『ライブ・フロム・スペース:宇宙より生中継』ナショナル ジオグラフィック チャンネルで放送

◆17.世界が熱狂する青春ミュージック・ドラマ『Glee』シーズン5いよいよFOXで日本最速放送!

◆18.世界遺産からローズオイルまで!注目の旅先ブルガリアの魅力を紹介!
   特別紀行番組『旅してみたい!東欧ブルガリア』3月放送(旅チャンネル)

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