cbaニュース
第546号「放送の「ネット同時配信」時代がやってくる」
[2018.09.22号]
【よいどれコラム】
筆者のスマホの画面には、全国のJ:COM局のニュース番組が見られる「ど・ろーかる」、観光情報アプリの先駆的存在の「須坂まちウォーク」に加え、実家のある栃木県栃木市の「栃木ケーブルテレビ」のアプリ、役員をしている佐賀県武雄市の「ケーブルワン」のアプリなど、いくつかのケーブルテレビ関係のアイコンがある。
防災の日を前に、こうした地域の情報アプリは、どれくらいあるのだろうと思って、App Storeに『ケーブルテレビ』を入力して検索してみた。検索で出てきた40くらいのアプリを全てダウンロードした。すべてのアプリが、さまざまな地域の情報発信はもちろんだが、防災情報を提供している。
栃木ケーブルテレビのアイコンでは、家庭のテレビのコミチャンに流れているデータ放送の『行政情報』『災害情報』『避難所情報』『イベント情報』『暮らしの情報』などが、手元のスマホで入手できる。
緊急時の情報は、どこにいても、プッシュ通知で、手元に届けられる。
役員をしている佐賀県武雄市のケーブルワンの地域情報も、プッシュ通知で、手元に届く。
いくつかアプリを開いてみると、定点カメラ、情報カメラ、道路カメラと呼び方は違っても、道路や河川の水位の状況を知らせるカメラを設置しているところが多い。その様子が手元のスマホで確認できる。栃木市の「とちぎ蔵の街大通り」の現在の様子も、「太平山頂付近」からの現在の眺めも見ることができる。
CCJグループの『CTYコネクト』『CNSコネクト』『NCTコネクト』の情報カメラからは、「宇賀川(いなべ市大安庁舎)」、「木曽岬町(木曽岬町西対海地)」、「鈴鹿市役所屋上カメラ(鈴鹿市神戸)」、「鈴鹿市白子駅西ロータリー」、「フェニックス大橋東詰(長岡市西宮内)」、「長生橋西詰(長岡市大島新町)」など、グループ会社3社のカメラ映像を一堂に見ることができる。
9月8日の午後7時20分からは、『鈴鹿げんき花火大会2018』のLIVE配信もしていたし、9月10日の午後7時15分からは、『浅原神社秋季例大祭奉納大煙火 片貝まつり』(新潟県小千谷市片貝町)のLIVE配信が行われる。
遠くのものが見られるのは、『テレ(遠くの)+ビジョン(映像)』(テレビジョン)だけではなくなってきた。便利な時代になったものである。
『ふくい防災シグナル』は、アプリの完成度が高い。頻繁にプッシュ通知も届く。
「大雨」「雷」「竜巻などの激しい突風が発生しやすい状態」など、さまざまな情報がやってくる。「雷が横走りする」とは、よく聞いていたが、もともと気象の変化の激しい地域なのだと改めて思い知らされる。
現在住んでいる千葉市の様子はどうかと、「千葉市の防災アプリ」をネットで検索してみた。
すると、《Yahoo!防災速報『自治体からの緊急情報』の配信を平成30年8月1日(水曜日)9時から開始した》とあるので、早速、QRコードでダウンロードした。
3カ所登録できるので、栃木の実家のある栃木市も設定にいれた。
こちらでは、「非常に強い雨」が降っているが、栃木では、「強い雨」が降っている。
ライブカメラを見ると、雨が降っているような様子がうかがえる。ハザードマップも見てみようと思って、栃木市のホームページを開いた。素人には、ちょっと見にくいが、市内の中心地は、洪水が起きやすい地域だと示されている。
千葉市のハザードマップものぞいてみた。幕張メッセのある美浜区は、埋め立て地である。昔は、国道14号からこっちは、海であった。当然のことながら、大きな地震が来た時には、津波が押し寄せる地域であった。
14号を越えて、小高い丘までは、2キロくらいはある。そこまで走る体力を維持しなければならないことはもちろんだが、リュックに詰め込んだ防災グッズも再度確認しておこう。食料や水、電池など、もろもろの入れ替えも必要だろう。
普段の意識が、一番、大切なのかもしれない。(い)
【目 次】
◆1.第44 回 日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード
グランプリ 総務大臣賞 ほか各賞発表!!
◆2.渋谷駅周辺フリーWi-Fi「SHIBUYA Wi-Wi-Fi(シブヤ ワイワイファイ)」
サービス開始~渋谷駅、駅前広場および周辺商業施設8施設にて利用可能!~
◆3.エヌ・シィ・ティ(NCT)とソフトバンク、固定電話サービス「ケーブルライン」
を提供開始
◆4.行田ケーブルテレビとNTT東日本が協業ー「行田ケーブルテレビ&フレッツ光」
提供開始
◆5.「いつでも、どこでも楽しめる」WOWOW BS 3チャンネルのネット
同時配信サービス開始
◆6.WOWOW、データ放送とアクトビラを活用したTV向けライブ配信サービスを開始
◆7.「UFC-究極格闘技-」放送決定
◆8.WOWOW、2018年9月定例会見要旨
◆9.第 23 回ラボワークショップ 「4K コンテツ制作の最新技術動向」開催
《日本ケーブルラボ・日本ケーブルテレビ連盟共催》
◆10.名古屋ダイヤモンドドルフィンズおよび三菱電機コアラーズ、AIカメラ
「Pixellot」国内初の常設導入
◆11.朋栄、イスラエルPixellot社が開発したカメラシステムの取り扱いを開始
-マルチカメラデバイスで誰もがスポーツ番組を作れる自動スポーツ映像制作
ソリューションを提供
◆12.電通・電通デジタル・CCI、プレミアムな動画媒体とコンテンツのみを配信対象
とする「Premium Viewインストリーム動画広告」の提供を開始
◆13.「クラウドサービスの安全性評価に関する検討会」の開催
◆14.「視聴環境の変化に対応した放送コンテンツの製作・流通の促進方策の在り方」
(平成28年諮問第24号)に関する情報通信審議会からの最終答申
◆15.KDDI ∞ Labo、「次世代プログラム」を開始
~「KDDI DIGITAL GATE」と連携し、5G、IoT時代のビジネス共創を推進~
◆16.5G、IoT時代のビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」9月5日オープン!
~課題発見から開発、検証を迅速に実行し、企業の新規事業創出を支援~
◆17.前例のない純国産エンターテインメント番組が誕生!
コークサン 国産洋画劇場、大阪チャンネルで配信スタート!
◆18.複数のメディアと日替わりでコラボレーションする多視点・多メディア型
ニュース番組「NewsX」を制作、ひかりTVとdTVチャンネルで生配信!
◆19.チームしゃちほこスタジオライブ、マルチアングルで配信決定!
~推しメンバーだけをずっと見られる!映像を切り替えながら楽しむ、新感覚映像
サービス~
◆20.韓国で注目のWebドラマ、2018年9月よりdTVチャンネルで続々配信!
◆21.ひかりTVとKADOKAWAによる映像コンテンツ共同制作プロジェクト第2弾
「今夜、勝手に抱きしめてもいいですか?」の提供が決定!
◆22.お笑いメソッドで売れない芸人が笑いにコミットする新番組『笑イザップ』、
大阪チャンネルオリジナル番組として2018年9月13日(木)より提供開始
◆23.「ひかりTV for docomo」を提供開始
-追加料金なしで「dTVチャンネル」「dTV」のコンテンツも視聴可能-
◆24.『ぼくらベアベアーズ』特別編~キャプテン・カニーを追え~カートゥーン
ネットワーク 9/17[祝・月]日本初放送!
◆25.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内
次号へ | cbaニュース一覧 | 前号へ |