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第541号「ピクセラの4K放送対応チューナーは、OTTにもつながる!」

[2018.06.12号]

【よいどれコラム】

 6月1日は、電波の日で、13時半より、東京・新橋の第一ホテル東京で、『新4K8K衛星放送開始半年前セレモニー』が開催された。600人くらいが入る会場だったろう。壇上に向かい、左右の前の方に、記者席が用意された。通常、壇に向かって左手に座ることが多いのだが、流れの中で、右手前方に座ることになった。顔見知りの女性記者が、左隣に座り、開会を待つ間の時間つぶしであろう、「4Kテレビ、持ってないよね?」と聞いてきた。「持ってるよ」と答えると、きょとんとした顔をして、「持ってないと思って聞いたのに」という返事が返ってきた。どうやら、「持っていない」という返事を強く期待していたようだ。

 会場に向かう前に、少し時間があったので、有楽町の駅前のビッグカメラのテレビ売り場をのぞいた。4K対応テレビは、かなり安くなっている。
 東芝映像ソリューションでは、5月8日付けで、「日本初となるBS/CS 4Kチューナーを内蔵した4K液晶レグザ「M520Xシリーズ」4機種(65V型、55V型、50V型、43V型)と、迫力と臨場感あふれる高音質を実現したBS/CS 4K内蔵重低音バズーカ液晶レグザ「BM620Xシリーズ」3機種(55V型、50V型、43V型)を6月6日から順次発売」すると発表した。この発表と関係があるかどうかはわからないが、東芝ブランドのテレビは、50型以上でも、8万円を切っている商品があった。
 それぞれメーカーの好みがあるだろうが、買い時といえば、買い時である。新4K8K衛星放送を視聴するには、あとで、チューナーを買うか、対応STBを設置すればいい。
 いよいよ新4K8K衛星放送に向けて、テレビ受像機の準備は、整いつつある。今後、2020年に向け、「8Kはムリでも、せめて4Kで東京オリンピック・パラリンピックを見たい」という雰囲気をいかに醸成するかに掛かってくるだろう。あとは、家庭のテレビに信号を届ける各種の伝送手段の整備である。新4K8K衛星放送を家庭に届けるプラットフォームの競争が激しくなる。

 各社の4Kチューナー内蔵テレビが大型量販店などの店頭に並び始めると、テレビ市場もかつての活況を思い出させるような状況に近づくかもしれない。
 だが、「4Kチューナー内蔵テレビも、すぐに安くなる!!!」と安くなるのを待つ人たちもいるから、本当の賑わいは、2019年かもしれない。
 2020年を前に、「早く買わないと、品薄になる」という雰囲気も出てくるだろうから。
 テレビはすぐに安くなる、ということでいえば、どこかのパーティーの談笑で、「(テレビでCMを流している)健康食品の人たちは、業績を伸ばしていてうらやましい」と話している人がいた。アパレル業界でも、健康食品に、若い女性のふところを奪われている、という話も聞いた。振り返ってみれば、筆者宅でも、健康食品に関わる出費は、多い。いつからそうなったかは、わからないが。
 かつて、菓子メーカーの人が、(お菓子を買うお金をケータイに取られてしまうので)「ライバルは通信会社」といったという話を聞いたことがある。
 家庭の中の出費で、大きな幅を占めるようになった健康食品をライバル視する他業界は、けっこう増えているかもしれない。

 新4K8K衛星放送の半年前セレモニーを終えて、新橋から、押上に移動して、東京スカイツリーへ。5FにあるNTTドコモの5Gショールームに行った。
 4月20日にオープンしたショールームで、たまに様子を見に行く。この日は、女性スタッフが、4,5人いて、丁寧に説明してくれた。
 ゴーグルをつける360度VRなどは、土日祝日は、たいへんな賑わいで、20分待ちだそうだ。
 8Kディスプレイもある。東京の町並みの映像が繰り返し映し出されるが、立体感を持って見られる。最適な距離は、90cmだそうで、浮き上がってみえるのが面白い。
 現在(税抜き)98万円で売られているシャープの8Kテレビ。この8Kテレビも、やがて、庶民の手の届くところまで、値下がりするのだろう。(い)

 

【目 次】

◆1.《フォトレポート》新4K8K衛星放送開始『半年前』セレモニー開催

◆2.東芝映像ソリューション、日本初のBS/CS 4Kチューナー内蔵テレビ、
   4K液晶レグザ「M520Xシリーズ」、「BM620Xシリーズ」発売

◆3.ピクセラが、「新4K衛星放送」対応製品
   4K対応テレビに外付けで受信可能

◆4.シャープ、世界初の8K対応液晶テレビが、
   SID主催の2018年「Display of the Year Award」を受賞

◆5.長崎ケーブルメディアがギャラクシー賞  2 年連続報道活動部門優秀賞!
   伊万里ケーブルテレビジョンは奨励賞に!

◆6.東急線沿線のケーブルテレビ会社イッツ・コミュニケーションズ、
    東急パワーサプライが展開する「東急でんき」に加え、都市ガスの販売を決定

◆7.高校生笑い日本一決定戦「第 8 回 笑顔甲子園 “絆” in 新居浜」
   ケーブル業界専用の「ケーブルクラウドファンディング」で支援募集中!!

◆8.「OITAサイクルフェス!!!2018」の運営資金の一部を6月1日から
   「ケーブルクラウドファンディング」で募集開始。ケーブル業界専用、
   地域密着のクラウドファンディングを活用

◆9.ジャパンケーブルキャストが、国際規格「ISO/IEC27001(ISMS)」認証取得

◆10.6月22日、第 22 回ラボワークショップ開催
   「急増するインターネットトラヒックへの対応策について」

◆11.日本ケーブルラボ、「第 40 回技術セミナー」開催

◆12.第 21 回ラボワークショップ「5G ~何を準備するのか どう利用するのか~」開催

◆13.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

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