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ケーブルテレビは根っこワークビジネス

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◆書名:ケーブルテレビは根っこワークビジネス
◆筆者:伊澤偉行
◆定価:1,428円(税・送料別)
◆発行:クリエイティブ・ビジネス・エージェンシー
◆ISBN:4885980127

 ニューメディア時代といわれた九〇年代半ばからケーブルテレビを追ってきた筆者は、「時代の変遷はあるが、その中で、地域地域の『ケーブル文化』が育っている」という。おそらくケーブル局で働いている人達もその町の人達も気がついていないかもしれないが、外から行くと、これは、と思うところがあるようだ。

 日本国内のケーブル業界は、テレビ、電話、インターネットと、オール・イン・ワンサービスを提供するためのネットワークの「競争的な整備」が進行している。競合となるADSLやFTTHも事業が開始されており、誰が勝者となるのかは、はっきりとはわからない。しかし、決め手はコンテンツであろうという。おそらく概ねはそうである。

 ビジネスというのは「ヒトとヒト」の出会いから始まっている。誰とどこで出会うか、それは運命的なものであるかもしれない。しかし、その中で新しいチャンスを見つけていく人もいる。個人がアイデンティを持って生きなければならない時代がやってきた。地域にあてはめてもそれはいえる。そして、その地域を代表するアイデンティがケーブル局である、と筆者は主張する。


<目次>

はじめに

第1章 ケーブルビジネスの基礎知識

1.ケーブルテレビはインフラ産業
 1)ケーブルテレビは許認可事業である
 2)営業エリアが決まっている
 3)電柱にケーブルを張る
 4)道路を占用する
 5)なかなか跨げない国道、河川、鉄道
 6)会社設立から事業開始までに時間がかかる
 7)センターにはヘッドエンドを設置する
 8)伝送路はケーブルテレビの命
 9)ケーブル伝送路には増幅器(アンプ)をつける
 10)端子が埋まっているか
 11)集合住宅は難敵
 12)伝送路投資額は総投資額の約八割
2.ケーブル事業は「加入世帯の数」で決まる
 1)設置許可が下りると加入営業が始まる
 2)ケーブルテレビは対面商売である
 3)町のいろんなお店が代理店
 4)ケーブルはまず双方向
 5)雨の日は「営業日和」
 6)毎月の利用料はコストの積み上げ
 7)「ひふみ(一、二、三月)」はサプライヤーとのホットシーズン
 8)ケーブルガイド誌も地域メディア
 9)この一年はインターネットで食ってきた
3.十人十色のケーブルテレビ
 1)自主放送を行うケーブルテレビ
 2)ケーブルテレビの規模による施設区分
 3)ケーブルテレビの歴史概略
 4)ケーブルテレビの形態類型
4.インフラがあって、サービスを乗せて、コンテンツを提供
 1)ケーブルは「選択空間の提供」が売り物
 2)コミュニティ・チャンネルは有力なローカル・コンテンツ
 3)コミチャンは地域の映像情報データベース
5.ケーブルのIP電話がそろそろ実用化を迎える

第2章  メディア・ビジネスの動向を把握するためのキーワード「HandiP」

1.放送のデジタル化が始まった
 1)放送のデジタル化を早めた日本のハイビジョン
 2)デジタル化してもコンテンツがカギ
 3)二〇〇三年に始まる地上波のデジタル化
 4)ケーブルテレビのデジタル化
 5)やがてオンデマンド・サービスの時代へ
2.デジタル化がもたらした合従連衡
 1)昔、行政単位。今、広域化
 2)各地で進む合従連衡
 3)オール・イン・サービスで他メディアとの差別化
3.視聴者に喜ばれる安くて使い勝手のよいメディアを求めて
 1)放送や通信がIPに収斂されていく
 2)メディア・ビジネスもデジタル化に挑戦
 3)モノを売るための広告が変わる
 4)右手が「通信」
  1 親指が「電話」(固定電話、ISDN、ADSLも含む)
  2 人指し指「ケーブル」(ケーブルインターネット、ケーブル電話、VolP)
  3 中指が「ケータイ」(移動電話、モバイル・インターネット)
  4 薬指が「FWA」(加入者系無線アクセス)や無線LAN
  5 小指が「FTTH」(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)
 5)左手が「放送」
  1 親指が「地上波」(アナログ放送、これからのデジタル放送)
  2 人指し指が「ケーブル」(地上波、BS、CSの再送信ならびにコミュニティ放送)
  3 中指が「BS」(アナログ、デジタル放送、データ放送)
  4 薬指が「CS」
  5 小指が「FHHT」(放送を含む映像伝送サービス)
 6)「HandiP」というキーワード

第3章  ケーブルビジネス将来展望のポイント

1.ケーブルIT宣言
 1)新しい時代の新しい革袋──日本ケーブルラボ
 2)ビジネスモデルの開発が課題
2.いよいよ日本でもHITS構想が具体化
3.ケーブルが普及しているのとないのとでは、将来大きな情報格差を生む
4.将来的には様々なサービスを統合したSTBが登場する──永遠の課題はリモコン
 1)ケーブルで始まったコンバーター利用
 2)日本でのSTB市場の広がり
 3)それぞれのメディア毎に必要なSTB──将来的には統合型STBの登場が期待される
5.ケーブル局はロケーション・データベースづくりに貢献できないか
──あなたの町にもフィルム・コミッション(FC)ができる
 1)全国各地にフィルム・コミッションが誕生している
 2)フィルム・コミッションとは
 3)フィルム・コミッションがもたらすもの──クラスター産業
 4)クラスター産業に気がついた「カナダ」「イギリス」
 5)ボランティアで始まった日本のフィルム・コミッション設立の動き
 6)全国FC連絡協議会が誕生
 7)地域の資源を新しい視点で見てみよう
6.「特定多数」を対象にしたオンライン・ビジネスが成長する
 1)お金を払ってくれる特定多数
 2)放送番組にはターゲットがある
 3)「一対一」を基本とする通信も「一対n」に変化
 4)家庭内のインフラ整備が必要
 5)オンライン・ビジネスの周辺にもビジネスチャンス
7.ケーブルは、LIIからRIIへ
──インフラ、サービス、コンテンツの三位一体がポイント
 1)IPネットワークが社会システムを変えていく
 2)ケーブルテレビがはたす「バリアフリー」の役割
 3)インタラクティブアプリケーションの開発が鍵
8.ケーブルビジネスの目指すところは、TPCDM
おわりに

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