1. クリエイティブ・ビジネス・エージェンシーTOP > 
  2. cbaニュース > 
  3. 第469・470合併号「Netflix、迎え撃つのは『dTV』!?」

cbaニュース

第469・470合併号「Netflix、迎え撃つのは『dTV』!?」

[2015.06.29号]

【よいどれコラム】
 6月20日午前9時、検見川浜の駅下に「Big-A」がオープンした。ネットで調べると、ダイエーグループの一員ということだ。この場所には、半年ほど前まで、TSUTAYAの看板を掲げたフランチャイズ店があった。けっこう朝方、出勤や通学途中にビデオを返している人たちの姿を見ていたので、《それなりに利用者はいるんだなあ》と思っていたが、ある日、閉店を知らせる張り紙が店の入り口に貼られて、「今後は◯◯をご利用ください」と近所のお店の利用を勧めていた。《いよいよ映画好きが、テレビのVODやネットのストリーミング視聴をするようになってきたのか》と感じていたが、空いた店舗に新たな進出があるとは想像していなかった。
 駅の改札を出たすぐ前には、朝10時から夜10時まで開いている食料品を扱うスーパーや寿司、中華、焼き鳥、とんかつ、菓子などを販売する有名ブランドも入った複合ショッピング施設がある。加えて、駅前には、関西系の大型スーパーイズミヤもある。かなり需要は満たされていると思うが、そこに24時間オープンの中型のスーパーがやってきた。食料品とお酒を扱っている。開店当日は、スイカが999円で売りに出されていたので、早速買ってきた。
 店舗面積は、それほど大きくないが、それなりに多少安い。混雑時に並ぶので、「出口処理」に難点はあるが、歩いて2分のところに、大型の冷蔵庫が出来たようなものなので、非常にありがたい。感謝を表すために、日付が変わったあたりに、店内の様子を見に行ってみようかとも思ったが、風呂上がりの乾ききっていない頭で、外に出るのはやめた。
 夕方見ていると、車でやってきて、誰かに待たせておき、奥さん(らしき人)が買い込んだものを段ボールに詰めて抱えて車に向かって歩いていく姿を何件か目撃したので、それなりに市場を掴んで、生きていくのだろうなと思う。駅前には、24時間のコンビニ「デイリーヤマザキ」もある。イズミヤが閉店した23時以降は、独占市場であったが、酒類を中心に、駅から降りた人の動線が変わるかもしれない。しかし、この駅前を巡る食料品関連の市場では、消えたところがないので、それなりの市場があり、それなりの競争の上で、それぞれの経営が成り立っているのだろう。
 駅から、100メートルほど離れたイズミヤの奥にも、一階に千葉銀行が入る複合ショッピング施設がある。医薬品を扱う「ウエルシア」(ウエルシア薬局株式会社)が入っている。筆者にとっては、入りやすいのでたまに利用していたが、レジの前には、「長らくご愛顧いただきましたが……」の張り紙があって、7月5日に閉店になる。近所の系列店が紹介されていたが、少し離れているので、車がある人で、どうしてもウエルシアにこだわりのある人しか行かないだろう。イズミヤ内にも薬局はあるが、それほど大きくないので、駅前の大型マンションの下に店舗を構えるチェーン店(名前は出てこない)の一人勝ちになるのだろう。ウエルシアの前で、世間話をしていたおばさんの話が耳に入ってきたが、「もう次に入るお店は決まっている」ということだ。10、11日に行われたケーブルコンベンションの際に、誰かが、「潰れても、すぐに次のお店が入るのが都会。潰れたら、次に入るお店がないのがいなか」といっていたのを思い出した。

 18日夜、連盟の懇親会の後、誘われて銀座に出掛けた。隣に座った女性と話をしていたが、3ヶ月ほど前に、住んでいた台東区元浅草から、文京区千駄木の方に引っ越したそうである。「それからテレビを見ていない」というので、事情を聞いてみると、元浅草では、「デジアナ変換サービス」を利用していた。3月末で、デジアナ変換サービスが終了したので、引っ越した先では、「TVネバー」状態で、「テレビは見ていない」ということであった。「インターネットは?」と尋ねると、「それは、TCN(東京ケーブルネットワーク)に入っている」という。30をちょっと過ぎた年だが、このまま行くとOTT利用者になるのだろうか。愛媛県のN放送で少し働いたこともあるというから、テレビ業界とは決して無縁ではない。「テレビのない生活をしてみると、テレビから得る情報がいかに多いかわかる」というのを聞いて、「伊澤さん、買ってあげればいいじゃない。今なら4Kテレビだな」とちゃちゃが入り、大笑いになった。
 19日夜。久しぶりのシェーン英会話。講師のKは、なぜかICT関連や株価に強い。その日も、Netflixが吉本と提携した話を話題に出すと、スマホでNetflixの株価を検索し、株価のチャートで株価が上昇していることを見せてくれた。Netflixに限らず、「U-NEXT」や「dTV」も興味深いということだった。さらに彼の興味は、「子供の友達が家に来て、話す話題は、インターネットをベースにしたことばかり。テレビを見ているようだが、実際には、ネットにつないでモニターがわりにしているだけ。こうした子供達が、将来テレビを見るということがあるのだろうか」ということだった。(い)
 http://unext.co.jp/ http://pc.video.dmkt-sp.jp/

 

【目次】

◆1.ケーブルコンベンション2015開催

◆2.「ケーブル・アワード2015 第8回ベストプロモーション大賞」グランンプリ決定!

◆3.NPO法人映画甲子園主催「高校生のためのeiga worldcup2015」の公募開始
   - 全国の映画制作をしている高校生が目指す映画コンテスト-

◆4.CTY(シー・ティー・ワイ)とCNS(ケーブルネット鈴鹿)、ソフトバンクの
   固定電話サービス「ケーブルライン」の提供を開始

◆5.J:COMのタブレット利用者向けに公衆無線LAN「Wi2 300」提供開始

◆6.JC-HITS、2015年10月に新たにHDチャンネルを4チャンネル追加

◆7.映画監督、映像作家、クリエイターを発掘、応援するプロジェクト
   FOXムービー プレミアム短編映画祭2015

◆8.コロコロアニキ×キッズステーション
   「コロコロアニキ伝説(レジェンド)」スタート!

◆9.マスプロ電工、4K・8K衛星放送(3224MHz)対応分配器、分岐器、
   直列ユニットを新発売!

◆10.楽天GORA、20代のゴルフ市場活性化プロジェクト「楽ゴル」を開始
   - 20代が気軽にゴルフを楽しめるプランや特典を提供 -

◆11.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

cbaニュース一覧

有限会社
クリエイティブ・ビジネス・エージェンシー

〒261-0012
千葉県千葉市美浜区磯辺5-12-2-303


cbaニュースのご購読の申し込みは、電話かFAX、メールにてお願いいたします。 (担当:伊澤)

TOPcbaニュース視察ツアーセミナー・研究会出版物のご案内事業実績会社概要PHOTOSお知らせお問い合わせサイトマップ

Copyright (C) Creative Business Agency
PAGE TOP