cbaニュース
第591号「ケーブルコンベンション2020/ケーブル技術ショー2020 オンライン展示会始まる」
[2020.07.06号]
【よいどれコラム】
6月22日、ちゅピCOMふれあいとちゅピCOMひろしまがそれぞれの株主総会で、合併を決議した。新会社発足は10月1日が予定されている。存続会社として残るのは、ちゅピCOMふれあい。新会社誕生とともに、社名を株式会社ちゅピCOMに変更する。初代社長には、ちゅピCOMひろしまの浅井幹夫氏が就任する。
中国新聞社がちゅピCOMひろしまの経営権を中国電力から譲ってもらってから7年半。中国電力との水面下での協議が始まってからは、12年半とも。
筆者が、「ひとつになろうや」という関係者の声を聞いてからでも、5年くらい経つだろう。
1年前、大分ケーブルテレコムの社長だった中谷博之氏が、ちゅピCOMふれあいの専務取締役に就任した際にも、さまざまな憶測が飛んだ。
さらに、6年ほど前、ジェイコム九州の社長だった北川文雄氏が、ジェイコム退任後、ふれあいの専務取締役に就任した際にも、さまざまな憶測が流れた。
中谷氏は、北川氏の後任として、専務取締役に就任したわけだから、広島は、いつジェイコムになるんだろうという思いを抱く人が出ても不思議ではない。
「新聞社は、ケーブルテレビを手放さない」と関係者が声を大にしても、そうかなあ、と思っていた人も多いはずだ。関係者は、ようやくここまできた、という感じだろう。
「合併はあくまでも手段であり、目的ではありません。これからがむしろ本番。合併効果を生かした経営ができるよう、中谷専務に力を思う存分発揮していただきながら、前に進んでいきたいと思います。」という声が聞こえてきた。さらに、大きくいえば、中国新聞社グループのメディアビジネスが、これからどのように展開されるのか、興味の沸くところだ。
ケーブルテレビ経営者研究会の総会、研究会、情報交換会が、7月8日に東京ドームホテルで予定されていた。3月4日、5月13日は、やむなく中止にした。7月になれば、大丈夫だろうと思っていた。
念のため、役員に開催するかどうか諮ることにした。みんな積極的だった。
「誰かが始めないと、何も始まらない」ということで、開催する意向で、会員各社に呼び掛けてみることになった。6月8日、会員宛に案内をメール配信した。会員は、各地のケーブルテレビ局の経営層である。延岡、新居浜、倉敷(玉島)の役員からは、参加すると返事が来た。
だが、会員社からは、参加の返事は来ない。『不参加、委任状添付』ばかりである。
10人も集まらないのでは、研究会は、成立しない。一堂に集まって、講師の話を聞くというスタイルがもう成り立つ時代ではないのかもしれない。講師は、インターネットプロバイダー協会の専務理事にお願いしている。徳島市在住だ。「7月だったら、東京に行っても大丈夫だろう」という感じだった。「何かあったら、オンラインもあるし」という返信だった。
そこから筆者の格闘が始まる。Zoomのミーティングシステムを準備しなければならない。もとより、IT系は苦手なので、考えただけでも、心臓がバクバクしてくる。スマホのオンライン飲み会は参加したことはある。だが、講演をZoomで行って、それをYouTubeにアップして、会員が視聴できるようにするというのは、かなりハードルが高い。ノートPCの容量は大丈夫だろうかと心配になる。
20日、偶然オンライン飲み会に誘われた。筆者以外の4人のメンバーが、技術系だったので、ノートPCのどこをクリックすると、容量が分かるかなどいろいろ教えていただいた。800GB以上あった。
Zoomは、40分で切れる。だが、1対1だと、時間の制限が掛からないようだ。まあ、有料会員になればいいわけだが。徳島の講師には、「筆者のZoomに招待する。そこで話をしてもらい、こちらで録画する」という提案をした。講師からは、有料アカウントを持っているから、どうにでも可能と返事が来た。ネタをまとめて連絡するからということだった。
シェーンの英語講師Kentにその話をした。すると、Zoomでミーティングをして、それを録画し、YouTubeにアップするまでをやってみようということになった。Kentは、ITに強い。80分は、すぐに過ぎた。だが、ノートPCには、Zoomで録画して、YouTubeにアップするまでの機能が準備できた。
心臓が、バクバクである。(い)
【目 次】
◆1.7月1日より、「ケーブルコンベンション 2020」開催
◆2.ケーブルコンベンション2020 関連イベント「ケーブル技術ショー2020 オンライン
展示会」
◆3.ケーブル ID を活用した動画配信サービス第 3 弾!
ケーブルテレビ業界が DAZN と連携し 6 月 25 日からサービス提供開始
◆4.いよいよプロ野球公式戦開幕!イッツコムで 8 月 1 日から 『スポーツライブ+
(プラス)』 放送スタート~福岡ソフトバンクホークス主催試合全試合や国内外の
サッカーなどを生中継~
◆5.テレビでのスポーツ観戦需要に応え、ケーブルテレビ品川で 8 月 1 日から
『スポーツライブ+(プラス)』おためし放送スタート
~福岡ソフトバンクホークス主催試合全試合や国内外のサッカーなどを生中継~
◆6.CNCI、「ローカル5G」の無線局免許を取得
◆7.ケーブルテレビCCN 初受賞。第48回岐阜広告協会賞 ラジオCM部門 銀賞
◆8.ハートネットワーク、開局30周年に「仮面ライダーアートギャラリー」を開催
◆9.コミネット次世代機を2020年秋に発売
◆10.日本ケーブルラボ第 11 回定時社員総会 ストリーミング配信で開催
◆11.日本デジタル配信、代表取締役社長に高秀憲明氏が就任
◆12. NTTぷららと船井電機の提携商品、ひかりTV録画番組のダビングに対応、
ブルーレイディスクレコーダーを発売
◆13.NTTぷらら、テニック社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
◆14.日本ケーブルテレビ連盟がディスカバリーの動画配信サービス Dplay に番組提供
◆15.ギャラクシー賞大賞受賞 ケーブルテレビ初の快挙!
中海テレビ放送が、報道活動部門大賞を受賞
~ 長崎ケーブルメディアは、テレビ部門奨励賞受賞 ~
◆16.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》
次号へ | cbaニュース一覧 | 前号へ |