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第163号「高視聴率が期待される千秋楽の国技館」

[2019.06.04号]

【よいどれコラム】

 令和の時代を迎えた5月1日、所用があり、3日までの予定で、長野・松本・塩尻方面に出掛けた。行程は、検見川浜、東京、北陸新幹線で長野、篠ノ井線で、松本、塩尻。篠ノ井線は、松本まで山越えだ。眼下に見下ろす千曲川や千曲市の町並みが、長野に来た、ことを強調する。
 塩尻に行くには、新宿経由で、新型車両を導入した中央本線の『あずさ』に乗る方法もあるのだが、GW真っ直中の新宿駅の乗り換えがもうきつい。慣れた東京駅の乗り換えが、まだ楽だ。
 GWの中盤なので、北陸新幹線『あさま』は満席。そのほとんどが、軽井沢で降りた。昔も今も、軽井沢は、人気のスポットだ。沿線の山桜が、短い春を謳歌している。

 塩尻には、午後1時過ぎに着いた。夕方からの打ち合わせには、まだ間があったので、駅前の塩尻観光協会の方のお薦めにしたがって、中央本線の木曽福島行きに乗って、奈良井に行くことにした。
 奈良井宿は、木曽11宿の中で最も標高が高く、難所の鳥居峠を控え、多くの旅人で栄えた宿場町は「奈良井千軒」と謳われたという。
 中山道六十九次の中で、東海道と共有する草津・大津宿を抜いた純粋な中山道六十七宿中(板橋から守山まで)、奈良井宿は江戸側の板橋宿から数えても京側の守山宿から数えても34番目に位置する、中山道のちょうど真ん中の宿場町だ。
 町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、往時の面影を色濃く残している。この宿場は、連続テレビ小説「おひさま」の舞台にもなったことでも有名だ。
 奈良井宿観光協会のホームページにも、《日本のありのままの美を感じることのできる地として、毎年国内外から多くの人が訪れ、この歴史的な宿場に魅了されています。》とある。
 あいにくの雨で、天候は良くなかったが、多くの観光客の姿があり、外国人観光客も目立った。
 だが、筆者が魅了されたのは、そばをたぐりに入ったお店の居間のテレビの下にあったSTBである。チャンネルは、11chになっていた。
 多くの観光客を受け入れる地域で、生活する人びとの日常のインフラとして、ケーブルテレビが機能している。インターネットは、国内外から訪れる多くの観光客にもさまざまな利便性を提供しているだろう。
 この地域にサービスを提供しているのは、テレビ松本ケーブルビジョンだ。日常生活の中で、際だって意識されることはないが、こうした情報インフラは、極めて重要だ。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを迎える頃には、このあたりにも4K放送が、普及してくるのだろう。

 奈良井宿観光案内所では、人型ロボットPepperによる外国人観光客の動向データを元に、多言語観光パンフレットの充実や、外国語対応スタッフの増員、体験型サービスの提供、74言語に対応する音声AI通訳機の導入など外国人旅行者の受入体制の整備を充実している。
 そのPepperは、奈良井駅におかれていた。そして、その脇には、出身がフィリピンだったか、インドネシアだったか忘れてしまったが、いずれにしろ英語を話す女性が立っていた。20代半ばで、まだ若い。3年前に、諏訪の日本語学校に留学したが、こちらの方に見そめられ、結婚して、隣町に住んでいるという。隣町の木曽平沢は、漆器で有名だ。外国人の観光客は増えているか聞いてみると、中山道を歩く体験をしにくる外国人が多いそうで、地元の観光協会としては、やはりネイティブな英語が話せる人が必要なのだろう。
 雨が降っていたので、塩尻行きの電車を待つ間、駅舎の待合室は、流ちょうな英語を話す50過ぎの日本人女性がいたこともあり、3、4人の外国人との会話が弾み、国際サロンの様相を呈していた。

 弾む会話の前には、ポケトークやスマホの翻訳ソフトは、間に合わない。某かの切り返す英語力が求められる。その前に、何を言っているのか理解するヒアリング力が求められる。英語は、話す人の国によってかなり違う。日本人の英語、韓国人の英語、中国人の英語、インド人の英語もかなりアクセントが違う。そうした違いをあまり気にすることなく、何を言っているのかわかるのが英語を母国語にする人たちだ。
 そして、(ほとんどの)日本人以外で共通なのは、アクセントの違いを気にすることなく、自信を持って意見を述べていることだ。
 今回の東京オリンピック・パラリンピックは、そうした面でも、きっと奏功するだろう。(い)

 

【目 次】

◆1.CATVが持つ地域の映像を海外へ発信!
   多言語情報発信サイト「nippon.com」と連携協力を合意

◆2.JR青梅線小作駅周辺にて「はむらCity-Wi-Fi」の提供を開始

◆3.「ネッツたまぐーセンター」(青梅市文化交流センター)にて
   「BunkaKouryu_TCN_Wi-Fi」の提供を開始

◆4.地震などの災害に備え、ICTを活用した施設管理を研究する
   東急グループ4社による「施設安全研究会」を発足

◆5.「地域で親子の教育を支える」教育推進プロジェクト
        ココリコ田中の”ナショジオ オープンキャンパス”宇宙編
           二子玉川ライズで2019年6月8日(土)開催

◆6.WOWOW、2019年5月定例会見要旨

◆7.個人主導型のデータ利活用を体感できる実証実験を開始

◆8.電通グループ3社、プレミアムな音声コンテンツを提供する媒体を対象にした
   音声広告配信サービス「Premium Audio広告」の提供を開始

◆9.博報堂生活総研アセアン、新所長にDevi Attamimiが就任

◆10.テレビCMも含めた動画広告の「視聴後来店率」を計測し 「テレビ・デジタル」
   横断で来店効果の最大化を目指す専門チーム「movisit(ムーヴィジット)」
   を始動

◆11.博報堂DYグループのファーマーズ・ガイド、日本野菜ソムリエ協会と業務提携

◆12.メディアキャスト、テレビ静岡へクラウド型データ放送設備を納入
       ~ FNS系列への初納入で、今後へ大きな弾み ~

◆13.統計が語る平成のあゆみ(統計トピックスNo.119より)

◆14.《フォトレポート》「CATV×KDDIパートナーズ・コンベンション2019」開催

◆15.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

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